肥満は様々な病気の原因になると考えられています。
肥満は体型などの見た目が気になるだけでなく、メタボリック症候群 (メタボリックシンドローム)の原因であり、肥満症、 糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病を引き起こす原因となります。
肥満の人はそうでない人に比べて糖尿病で約5倍、高血圧症で約3.5倍、心疾患で約2倍もかかりやすいというデータがあるようです。
「肥満・糖尿病・高血圧症・高脂血症」の4つが揃った状態は「死の四重奏」と言われているのですが、肥満はその「死の四重奏」の中の3つを引き起こす原因となっているので、諸悪の根源といっても過言ではないでしょう。
それ以外にも肥満が原因のいびきなどは睡眠時無呼吸症候群になる大きな原因となります。睡眠中に断続的 に呼吸が止まった状態が繰り返されるので無自覚に睡眠不足となり、結果として日中の集中力が失われたり、突然眠気に襲われたりするので日常生活に支障が生じます。
肥満は病気の原因となるだけでなく、それ自体が病気となる場合もあります。
BMIが25を超えていて、肥満に起因ないし関連する健康障害があるか、または健康障害が予測され、医学的に減量が必要と判断される状態を肥満症と言います。
具体的には糖尿病や高血圧、高脂血症、睡眠時無呼吸症候群、月経異常などの健康障害を併発、または併発が予測される場合、腹部CT検査で内臓脂肪型肥満と判断された場合などに肥満症と診断されます。病院によっては保険適用診療が可能なので、肥満症と診断されたら、すぐにダイエット外来で診断を受けることをおすすめします。
このように、肥満は病気と密接な関係を持っているので、肥満の予防や改善は様々な病気を予防・改善する意味でも大事なことです。